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日本でも世界でも、公共事業で整備された近代インフラは老朽化でもう限界2/15(土) 8:05配信
<高度成長期に整備された日本各地の近代インフラはとっくに老朽化している>
1月28日に埼玉県八潮市で道路が陥没し、トラックが落ちて運転手はまだ見つかっていない。下水管が壊れて汚水が道路の下の土を洗い流していたとされるが、この辺りは2つの川に挟まれた地域で、古い利根川にも近い。地盤に問題があるのか、材質劣化によるものなのか。コンクリート製の下水管が簡単に壊れては、たまったものでない。
地下の下水システムの初歩的なものはメソポタミアの頃からあったが、中世まではどこも「オープンエア」だった。古都・奈良には「あをによし」という優雅な枕詞がついているが、実際は下水代わりの大和川水系がよく詰まって「ああにおい」だったようだ。中世ヨーロッパの都市も、街路の溝を汚水が流れるシステムだった。
筆者の幼少期でもトイレはくみ取り式が一般で、近くの農家がリヤカーに桶(おけ)を載せて回収にやって来た。道端には「肥だめ」という怖い穴がいくつもあり、うっかり落ちた人の話は何度も聞いた。余ったものは「おわい船」に積まれ、海に投棄された。
ヨーロッパで地下の下水が整い始めたのは、産業革命後の19世紀半ば以降だ。華のパリでも、地下の下水システムを整えたのは19世紀半ば。ビクトル・ユゴーの『ああ無情』では、主人公ジャン・バルジャンが青年マリウスを担いで下水道をさまよったが、この場面の舞台である1832年のパリではそれはできなかったはずなのだ。
だから下水は、言ってみれば文明の華。日本でも下水、高速道路、ゴミ処理場その他のインフラは高度成長の産物だ。これらを建設する「公共事業」は、1970年代初期のピーク時に予算の30%をも占め、財政投融資でさらにカネを足されて地方経済、そして政治家の集票マシンを支えた。この「列島改造」で地方は見違えるほど豊か、小ぎれい、そして便利になったのだ。
改修のための国債増発はもう限界
しかし2000年代に入り、小泉政権が「聖域なき構造改革」を唱え、公共工事の予算にも大ナタを振るう。公共工事は予算の10%程度に減らされ(現在は5%ほど)、財政赤字の縮小に一役買った。だが、これで景気はいっそう悪くなり、地方都市の街並みも今ではシャッターだらけになった。
加えて、当時建設されたインフラが劣化してくる。20年時点で、全国に1万あるトンネルの4割、72万カ所ある橋の1割が早急の修繕を必要としていた。事態は待ったなし。12年には山梨県で高速道路のトンネルの天井板が崩落し9人もの死者を出した。アメリカでもハイウエーの橋が老朽化で崩落し死傷者が出る事例が起きている。
<インフラ改修の人手も材料も足りない>
しかし、改修も簡単ではない。まず資金が足りない。日本のインフラ改修には、最低でも年間5兆円の資金が必要とされているが、国債増発はもう限界。フランスのヴェオリア・エンバイロメントなど、上下水道事業を民間企業が請け負う例もあるが、利益が出ない事業に民間企業は乗ってこない。90年代にカリフォルニア州は発電など電力事業を自由化したが、エンロンなど企業が投資を惜しみ、停電が頻発したため、01年に自由化を撤回した。
日本では建設分野の人手も足りない。コンクリートの材料である砂も、これから逼迫してくる。近代の巨大なインフラは、それを生んだ近代経済の不調とともに去っていく運命なのか。取りあえず、地下や海中・海底など、見えない所にあるインフラの状態を常に把握するセンサーや検査・修理ロボット、ドローンの配備が必要だ。
ところで、八潮市で行方不明のトラック運転手は74歳。これも当年77歳の筆者には切ないものがある。人口老齢化もインフラの老朽化同様、限界を迎えている。
河東哲夫(外交アナリスト)
https://news.yahoo.co.jp/article ... 30d1c08b1fbe?page=1
https://news.yahoo.co.jp/article ... 30d1c08b1fbe?page=2
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沒錢可以維持養護,就是這個樣,唉!現在還要投資美國兆元,看來情況會越來越糟,搖頭!
台灣呢?國民每人背負的國債年年增加,政客知道嗎?還是政客只有想到自己的權位與利益罷了?悲哀!
政客冇死,台灣穩死也!狗吠火車,了然! |
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